2008年06月24日

プレゼンスキル&スピーチ力を高めるF

今回は応用編として、「アンカリング」というスキルを紹介します。

これはNLP(Neuro-Linguistic Program:神経言語プログラミング)などで使われているスキルですが、その名前が示すとおり、行動にアンカー(いかり)をかけて、特定の体験や感情をその行動をきっかけとして引き出すようにする方法です。

簡単に言ってしまえば、「パブロフの犬」と同じです。
パブロフの犬の場合は、ベルを鳴らすと唾液が出るようになるのですが、NLPの場合は、体の特定の部位をさわったり特定の行動をとるとポジティブな感情が湧き出てくるように、自分自身に暗示をかけます。

これをプレゼンやスピーチで応用する場合、以下の二つの方法があります。


@自分自身をアンカリングする

 これは一流のスポーツ選手の多くが取り入れている方法ですが、大会や演技の前にある決まった行動をすることで、自分自身に成功の暗示をかける方法です。イチローが毎日昼食にカレーかピザを食べるのも、いつも決まった歩数でバッターボックスに入るのも、バッターボックスで必ず左手でユニフォームのそでをさわるのも、すべて一種のアンカリングです。
 「この行動をするときは絶対にうまく行く」という暗示を、自分にかけているのです。

 プレゼンやスピーチをする際、もし過去にうまく行った経験があれば、その時取った行動を思い出し、毎回それを繰り返すようにします。「あの時は昼食にカレーを食べたな」「プレゼンの前にコーヒーを飲んで深呼吸したな」など、何でもいいのですが、その行動を取るとプレゼンがうまく行くという暗示を自分自身にかけるのです。

 あとは毎回それを繰り返すようにすれば、その行動を取ると自然に心が落ち着き、自信が湧いてくるようになります。


A相手をアンカリングする

 こちらの方がより高度な技術になりますが、もう一つは聞いている相手の無意識にアンカリングをかける方法です。

 やり方としてはいろいろありますが、たとえばポジティブな話をするときにちょっとだけ眉を上げる、あるいは重要なことを言うときに手を胸に当てる。こういった行動を何回か繰り返すのです。

 そうすると、自分が眉を上げたり胸に手を当てたりしただけで、相手の無意識にメッセージが伝わり、自然とそれに対応する反応をするようになります。
 たとえ言葉としてはうまく伝えられなくても、アンカリングによる非言語のメッセージは確実に相手の無意識に伝わるので、相手はそれをポジティブ、あるいは重要なメッセージとして受け止めるということです。

 先日、テレビ番組を観ていたら、本人が知ってか知らないでかはわかりませんが、島田紳助さんがこのスキルを使っているのに気がつきました。よく観察してみると、紳助さんは何か面白いことや狙った発言をする前に、必ず首のネクタイに手を当てるのです。
 これを何度か繰り返えされると、こちらも紳助さんがネクタイに手を当てたとたんに、笑う準備ができてしまうようになります。
(※本人が「アンカリング」を意識して使っているかどうかは定かではありません。)

 もう一つ、プレゼンやスピーチなどでは、場所を使ってアンカリングをかける方法もあります。
 これはアメリカのある有名な講演者が使っている方法ですが、壇上で自分が話をする場所を二箇所決めておき、ポジティブな話はいつもA地点で話し、ネガティブな話はいつもB地点で話すようにします。
 それを何回かくり返し、聴衆の無意識にアンカリングした後で、自分の意見や提案をポジティブなA地点に立って話すのです。そうすると、聞いている側は無意識にその提案をポジティブに受け取ってしまうというわけです。


以上、「アンカリング」というスキルを紹介しましたが、これらはちょっと高度なものですし、下手にやると逆にペースが乱れてしまうことにもなりかねませんので、ぜひプレゼンに慣れて余裕がでてきたときに試してみてください。
posted by Arthur at 15:03| Comment(1) | TrackBack(0) | セルフマネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by エリザベス女王杯 at 2011年11月02日 15:27
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