2007年07月31日

ドラッカー『非営利組織の経営』B―リーダーであるということ

 さらにドラッカーはリーダーに関する章のまとめの部分で、以下のような項目をあげてリーダーとしてのアクションステップを示しています。

1、ミッションを見直す
 最初に考えるべきものはリーダーシップではない。ミッションである。
 非営利組織はミッションのために存在する。それは社会を変え、人を変えることである。
 したがってリーダーが最初に行うべきことは、全員がミッションを目にし、耳にし、それとともに生きることができるようにすることである。
 また、繰り返しミッションを見直していく必要がある。人口構造が変化したがゆえに、あるいは成果をあげなくなったものを廃棄しなければならないがゆえに、さらには目標を達成したがゆえに、ミッションそのものを見直していく必要がある。

2、長期目標からスタートする
 ミッションは長期のものでなければならない。もちろん短期の活動は必要であり、短期の成果も必要である。
 しかし、スタートは長期の目標からでなければならない。

3、成果を中心に据える
 成果中心でなければならない。活動に見合う成果をあげたかを考えなければならない。
 資源の配分が適切かを考えなければならない。
 もちろん、ニーズこそが行動の理由である。だが、ニーズだけでは不足である。成果が必要である。

 リーダーシップとは行動である。行動とは、ミッションを書き換え、焦点を合わせ直し、そのうえに新しいものを築き、組織することである。そして廃棄することである。
 力を入れ続けるか。資源を注ぎ続けるか。それとも減らしていくか。我々はあらゆるミッションについてこれを考えなければならない。
 廃棄が、組織を空腹にし、スリムにし、新しいことをできるようにする鍵である。
 感覚を研ぎ澄まし、焦点を合わせ直し、決して満足しないことがリーダーとしての行動規範である。

 リーダーたる者が次に行うべきことは、優先順位を考えることである。
 資源を集中しなければ成果をあげることはできない。
 これこそリーダーの条件である。優先順位を決め、それを守らなければならない。 

4、組織の模範となる
 リーダーシップとは模範になることである。リーダーは目立ち、組織を代表する。
 帰路につけば普通の人であっても、組織では目立つ存在である。
 したがってリーダーたる者は、あらゆる行動において、翌朝鏡の中に見たい自分であるかを問うことを習慣化しなければならない。

5、市民社会をつくる
 ※長くなってしまうので、この内容は次回紹介します。
posted by Arthur at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | リーダーシップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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