2007年10月24日

イチローに学ぶセルフ・マネジメント@―単純作業の大切さ

今回から新しいシリーズを連載しようと思います。
テーマは「イチローに学ぶセルフ・マネジメント」です。

先日、ある団体のリーダーから、「メンバーのマンネリ化を打破するためにはどうしたらいいですか」という質問を受けました。
これは何もボランティア団体に限らず、企業やスポーツなど、どんな分野にも当てはまる宿命的な課題だと思います。

そこで、毎日バットを振り続け、同じことをただひたすら繰り返しているプロ野球選手、なかでも日本が誇る世界最高峰のプレーヤ−であるイチロー選手の姿勢から、この問題について考えてみたいと思います。
参考文献は『社内でイチローを育てる法』(児玉光雄、PHP研究所)です。

  ▽    ▽    ▽    ▽

イチローの抜きん出た才能の一つに、単純作業をひたすらやり続ける根気強さがあります。

イチローは小学3年生から中学3年生までの7年間、1年に363日間、「名古屋空港バッティングセンター」に通いつめたと言っています。
休んだのは、バッティングセンターが休業した正月の二日間だけで、一日二回行くことも珍しくなかったそうです。

それは彼が練習が好きだからじゃないかと考える人もいるかもしれませんが、イチロー自身インタビューの中でこう答えています。

「そりゃ、僕だって、野球の練習は嫌いですよ。
 つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し」


では、イチローはなぜそんな中でもモチベーションを失わず、単純作業をやり続けることができたのでしょうか?

それは目標が明確だったからだと思います。

 中学、高校と活躍してプロ野球の選手になる。
 そして、一流の選手になったら、お世話になった人たちに恩返しをしたい。


小学6年生の時の卒業文集に、イチロー少年はそう夢を綴っています。

そしてこのようにも書いています。

 活躍できるようになるためには練習が必要です。

プロになって活躍したい。
そのためには誰にも負けない練習が必要だ。

将来の目標と、その達成のための毎日の練習。
この二つがイチロー少年の中ではしっかりとつながっていたのです。

私たちも同じく、日々行うプロジェクトと、そのプロジェクトの先にあるビジョン・夢とを、しっかりと関連づけていくことが大切だといえるでしょう。

『社内でイチローを育てる法』の著者は、本の中でこう断言しています。

 実際は面白い仕事などというものはほとんど存在しない。
 まず始めに「仕事」ありきであり、いかにそこで自分の最高のパフォーマンスを創造することができるかが勝負である。


また、このようにも書いています。

 単純作業は断じておろそかにできない。
 単純作業の積み重ねと、継続によって、仕事のテクニックは高まる。
 単純作業の積み重ねがあればこそ、成功の扉を押し開くことができる。


私たちも、毎回の同じようなプロジェクトの継続があって、初めて団体として大きく飛躍・発展できるときが来るのです。

最後に、もう一つイチローの言葉を紹介します。

「僕を天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。
 毎日の血のにじむような練習を繰り返してきたから、今の僕があると思っています。」


「継続は力なり」「非凡とは、平凡なことをやり続けることだ」とは昔からよく言われてきたことです。

日々の単純作業の大切さ、一回一回のプロジェクトの大切さと、その先にあるビジョン・夢。
それらに思いを馳せながら、日々の活動をがんばっていきましょう!
posted by Arthur at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフマネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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