2007年11月08日

イチローに学ぶセルフ・マネジメントC―自分との闘い

「イチローに学ぶセルフ・マネジメント」第四回です。
今回のテーマは「自分との闘い」。

  ▽  ▽  ▽  ▽

2004年10月1日、イチローはついに、84年間破られることのなかったジョージ・シスラーの257安打の記録を抜いて、大リーグ記録となる258本目の安打を放ちました。
その試合後のインタビューで、イチローが語った言葉は次のようなものでした。

「自分にとって、満足できるための基準は、
 少なくとも誰かに勝ったときではない。
 自分が定めたものを達成したところに出てくるものです。」


う〜ん、しびれるようなセリフですね。
この言葉にイチローの精神的な強さの秘密が表れている気がします。

イチローは他人と比較して、「勝った」「負けた」「自分の方が優れている」「劣っている」という考え方をしているのではなく、あくまで日々自分をどれだけ成長させられるか、過去の自分をどれだけ超えられるかという挑戦をしているのです。
つまり、闘いの相手が、他人ではなく、自分自身なのです。

だから、他人と比較して優越感を感じて傲慢になることもなければ、逆に劣等感を感じて落ち込むこともないのです。
あくまで自分は自分であって、他の誰でもない。
だから、今自分ができるベストを尽くして、日々自分自身を成長させていこうと考えるのです。

児玉光雄氏も本の中にこう書いています。

 自分と他人を比較しているうちは一流にはなれない。

あるアメリカの心理学者が行った実験によると、小学校で立ち幅跳びの記録に挑戦させたとき、「○○に勝つ」と、他人の記録を目標に掲げた選手と、「自分の記録を打ち破る」という目標を立てた選手では、自分の記録を目標にした生徒の方が、明らかに良い成績をあげたそうです。

誰かと比較するのではなく、自分で目標を定めてそれを追い求めていく方が、より成長しやすいのだと言えるでしょう。

ある人から、「ベストを尽くしても結果が出ない時はどう捉えるのか?」と聞かれた時、イチローは次のように答えました。

「なぜ、プレッシャーになるのかと考えた時、
 これまで自分は他人の作った記録を追いかけてばかりいたことに気づき
 ました。
 そして、自分のバッティングをして、
 それで結果が出なくても別にいいじゃないかと思えるところまで
 到達したのです。
 ベストを尽くすだけでいいと思った時、道が開けたような気がします。」


結果が出ている時も、出ていない時も、変わらずひたすら自分のベストを尽くす。
そのような日々の姿勢と努力が、今のイチローを形作っているといえるのではないでしょうか。
posted by Arthur at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | セルフマネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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